【E45】三陸自動車道 むすび丸春日パーキングエリア(下り線)で市川橋(いちかわばし)遺跡・高崎遺跡から出土した古代の硯(すずり)を展示しています。
E45三陸自動車道 むすび丸春日パーキングエリア(下り線)にある文化財展示室(入場無料 開館時間:7:00-20:00 年中無休)では,多賀城市教育委員会の協力を得て,現在,市川橋(いちかわばし)遺跡・高崎遺跡から出土した古代の硯(すずり)を展示しています。
多賀城市では令和6年度に市内出土文字資料が重要文化財に指定されることが決定したことから、文字資料に関連して、古代多賀城の文書行政を支えた「硯(すずり)」を紹介します。
奈良・平安時代に東北地方を治めた役所である多賀城では、多くの文書が作成されました。多賀城市内の遺跡では、文書の一部や木簡に加え、文字を書くために必要な硯が見つかっています。今回は、丸い形の「円面硯(えんめんけん)」と、「風」の字型の「風字硯(ふうじけん)」、土器や瓦を再利用した「転用硯(てんようけん)」を展示しています。
三陸自動車道・春日パーキングエリアが所在する「硯沢窯跡(すずりさわかまあと)」では、古代多賀城の中心的施設である「政庁」の建物に葺いていた瓦のほか、古代多賀城に供給していたと思われる須恵器や円面硯が見つかっています。およそ1300年前の古代の「硯」を通して、地域の様々なつながりを感じることができるでしょう。
●本展示品に関するお問い合わせ
多賀城市埋蔵文化財調査センター
電話番号:022-368-0134
住所:宮城県多賀城市中央二丁目27-1
入館料:無料 開館時間:午前9時から午後4時30分
休館日:月曜日(祝日は除く)、祝日の翌日、年末年始
https://www.city.tagajo.miyagi.jp/shiseki/bunkazai/tenji-event/index.html
(E45三陸自動車道・仙台港北インターチェンジから約10分又は多賀城インターチェンジから約10分)